MG ゴッドガンダム製作03(パーティング処理)

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第3回目はパーティングラインの処理の話をします。

パーティングラインというのはパーツを成形する際の金型同士がぶつかる面の隙間から材料の樹脂が漏れることでできる線(形状)のことです。

部品成型のイメージ

よく樹脂成型はたい焼きの型に例えられたりしますが、たい焼きでいうと半身同士の合わせ目にできる線がそれにあたります。
これがもっと酷くなるとヒレというか羽のようなカリカリの部分ができますね。
ここまでくると樹脂成型ではバリという言い方になりますが、本質的にはどちらも同じでプラモデルにとっては邪魔な物になります。

本キットは何か所かそれがエグい部分があるのでそれらを消していきます。

①足首のアンクル

画像左が処理をする前、右が処理をした後です。
最初にデザインナイフの刃で赤い矢印の線を撫でてある程度削り落としていきます。
そのあと#800の紙やすりで整えました。

いきなり紙やすりでやってしまうと当たる面が広すぎて部品のシャープさが無くなってしまうので、ピンポイントでパーティングラインを狙えるデザインナイフで削っていきましょう。
他のサイトで「カンナ掛け」と言っている作業です。

慣れてくるとヤスリ掛けがいらないんじゃないかと思うくらい綺麗に削り落とせるようになってきますが、ちゃんと紙やすりを使って周辺との質感を合わせた方がいいです。
表面の質感の差が塗装で埋められずに艶感が違って見えたり、傷になって表れたりします。

あとは、黄色の矢印で示した溝が浅くてはっきりしない感じになっていました。
このままではスミ入れをした時に線がぼやけそうだったので念のため掘り直しています。

②腕

左が処理前、右が処理後です。
ここも結構目立つ部分なので消しておいた方がいいと思います。
ここは曲線的な形状なので、いきなり紙やすりでやってしまってもいいと思います。

③腰


上が処理前、下が処理後です。
背中なので飾ったときに見えないといえば見えないのでめんどくさければ放置してもいいですが、強烈なゲートが2つずつ付いているのでついでにやっておいた方がいいと思います。

ここも多少エッジ感を残しておきたいので、デザインナイフを使ってください。

激しいパーティングラインはこれくらいだったと思いますが、個体差あるかもしれないので気になる部分が他にあれば同じように処理してあげてください。

次回は合わせ目消しについての内容にすると思います。

では。

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