記念すべき1作品目は本ブログが神ブログになってくれることを期待して、
「神」を冠するこの機体を選びました。
作ってみての感想は、こちらのキットは20年前の物ということで、
最近のキットのようにパーツ分割が細かくない分頭部の塗分けが必要なものの部品点数が少ないため、
「目立つヒケの処理」「パーティングラインの処理」「合わせ目けし」
といった面倒な作業を1つ1つの部品に対して集中して行えるのが
ガンプラ製作の基本を覚えるのにはちょうどいいと思いました。
ガンプラ製作の鬼門である武器がビームサーベルくらいしかないというのもポイント高いですw
価格が2000~3000円というのもコスパに優れていると思います。
(当時のマスターグレードモデルはみんなこれくらいの価格だったんですよね~)
発売当初からなのか、単純に20年前の金型技術の問題なのかはわかりませんが、全体的にバリがすごかったりモールドが浅くて掘り直さないとスミ入れが困難になりそうな箇所が多かったのが難点でしょうか・・・
初投稿なので、私がこのキットを製作する上で使用した工具を紹介します。
ここで紹介した工具のリンクをテキストで入れさせていただいています。
興味があれば是非使ってみてください。
①ニッパー 重要度:S
これが無いと始まりませんw
左はタミヤの精密ニッパー、右はAmazonで買った片刃ニッパーです。
片刃ニッパーは切断面が非常に綺麗ですが、4000~5000円と非常に高額なのと、あれば便利くらいの物なので最初は両刃の1000円くらいの物を買えばいいです。
(例)ゴッドハンド(GodHand) 普通のニッパー
②デザインナイフ 重要度:S
プラモデルを綺麗に作るならニッパーとセットで持っていたい必須アイテムです。
ゲート処理、表面を削る、刃先でシールを剝がしたりニッパー以上に活躍の場が多いです。
値段も1000円以内で買えるので、是非購入しておきましょう。
写真はタミヤ クラフトツールシリーズ No.40 モデラーズナイフ
③紙やすり 重要度:S
ニッパーとデザインナイフだけではパーツの表面は滑らかには出来ません。
1セット200円程度なのでこれも用意したいです。
基本は#400、#600、#800、#1000です。
私は#800までしか使わないことが多いです。
写真はタミヤ フィニッシングペーパー tP細目セット(3枚セット)
④紙やすりのあて木 重要度:A
写真はゴッドハンド(GodHand) FFボードアクリルです。
これにカットした紙やすりを両面テープで貼り付けて使います。
人の指では完全な平面にはできないので、これがあると平面をとても綺麗に整えることができます。
また、均等に当たるのでパーツの端ばかりが削れて形が崩れてしまうのも防ぐことができます。
無くても作れますけど、あると出来栄えが全然変わってくる。
そういうアイテムです。
⑤ピンバイス 重要度:A
穴をあけたり、広げたりするのに使います。
写真はタミヤ クラフトツールシリーズ No.50 精密ピンバイス D
左の赤いケースはホームセンターで500円で買いました。
小さいキットの頭部バルカン砲の砲身の穴あけをするなら0.5mmくらいの物の追加購入は必須です。
意外と高いので最初から持つ必要はないと思います。
ちなみに、ドリル刃は別売りです。
(参考)タミヤ クラフトツールシリーズ No.49 ベーシックドリル刃セット
⑥スジボリアイテム 重要度:S
先端が針になっていて主にあたりづけに使うニードルタイプ
写真はウェーブ(Wave) HG カービングニードル HT253
どこまで掘っても均等な幅で掘れるタイプ
写真はGSIクレオス Gツール GT65 Mr.ラインチゼル
三角形の断面の刃をしたキサゲタイプ
写真は童友社 凄!工具 きさげカッター 短刃タイプ
正直、塗装以外の工具で一番金が掛かるアイテムですが、これがあるのと無いのとではスミ入れの仕上がりに天と地ほどの差が出ます。
特に中段の画像のタイプは様々な形状があり、刃の太さも0.05~0.1mm刻みで数があればあるだけ嬉しい物なので揃えだしたらキリがありません。
しかも、1本1本の刃が1500円程度と高額で、細い物は気を付けないといつの間にか折れてたりします。
この中ですとニードルタイプが安価でデザインナイフとセットで使えばそれらしくスジボリはできるので、最初はこれだけ持っていればいいでしょう。
次に揃えたいのは中段のタイプ。いろいろ形があってどれがいいか悩ましいですが、タガネと呼ばれるタイプよりもラインチゼルのように鎌のような形をした刃の方が刃を入れた所からきっちり掘れるので私は好きです。薄い刃の部分も短いため、他のタイプと比べて折れにくい所もいいです。
刃の太さは1/100スケールなら0.3mm、1/144スケールなら0.15mmが基本になってくると思います。
ニードルタイプと上記2つとデザインナイフがあればほとんどのケースに対応できます。
⑦金ヤスリ 重要度:B
私はあまり気にしないですが、すべて紙やすりで削るとすぐヤスリが目詰まりをして交換の頻度が増えてしまうので最初にこれである程度削っておくのが本来の姿だと思います。
人によっては重要度:Sになり得るアイテムだと思います。
購入するのであれば、最初は1000円以内で買える3本セットの物で十分です。
(例)ベーシック ヤスリセット ( 細目 ダブルカット ) タミヤ クラフトツール TK104
⑧ピンセット 重要度:A
見たままの工具です。
製作の序盤ではほとんど使うことないですが、後半に行くにつれて使用頻度はどんどん上がってきます。
高い物でもないので、1本は持っていた方がいいと思います。
なるべく先端が細くて尖ったものが私は好きです。
(例)ピンセット ホビー用工具 ガンプラ プラモデル専用 超微細先端幅0.5mm
⑨パテ 重要度:B
ヤスリで削りきるのが難しいほど深いヒケや、溝や穴を埋めたりミスをしたときの補修に使います。
上が2液タイプ、下が1液タイプと言えばいいでしょうか。
2液タイプは写真の通り、白い主剤と黄色の硬貨促進剤を混ぜて使います。
めんどくさいと思って私はずっと避けてきましたが、実際使ってみるとそうでもなく硬化した後の加工性に優れていてこれからはこっちをメインで使おうと思うくらい良かったです。
2液タイプ:【 タミヤ ポリエステルパテ ( 40g )】 TM097
⑩接着剤 重要度:S
左が高粘度、右がさらっとした流し込みタイプ
文字通り接着剤です。
ただ組み立てるだけなら最近のキットにはほぼ不要ですが、パーツを溶かしてくっ付ける性質を利用して合わせ目消しに使います。
なので、合わせ目けしには必須のアイテムになります。
どちらも同じ結果が得られますが、最近のトレンドは流し込みタイプです。
写真はGSIクレオス Mr.セメントSP/スーパーパワー 40ml
⑪パーツリムーバー 重要度:B
嵌めた部品を分解するときに使います。
ナイフの刃など隙間に入るものであれば代用できますけど、やはりそれ用の工具だけあって強度もしっかりしていてやりやすさは段違いです。
350円くらいなので持っていても損はないアイテムです。
写真はウェーブ パーツオープナー HT196
⑫ブラシ 重要度:S
左が歯ブラシ的なもの、右が化粧用品のブラシ
パーツをヤスリ掛けした際に出る削りカスを払うのに使います。
私は塗装前にパーツを洗浄しないので、こいつでめちゃめちゃカスを払いますw
歯ブラシ的な方は目詰まりしたヤスリのメンテナンスにも使います。
どちらも100均で買いました。
⑬仕切りボックス 重要度:A
処理したパーツを保管しておきます。
ランナー毎に分けても部位ごとに分けてもいいです。
プラモデルを本気で作ると1日では出来ないので埃から守る意味でも優秀なアイテムです。
私は複数持っていて、大きく右側を右半身、左側を左半身で分けつつ、さらに細かく色・部位・材料で分けたりします。
自分なりのルールを作っておくと作業に間隔があいてもどの部位のパーツか分かるのでいいと思います。
100均で買いました。
⑭浅いトレー 重要度:B
この上で作業することで、切り飛ばしたランナーや削りカスが散らかるのをある程度防ぎます。
浅ければ浅いほど作業の邪魔にならなくていいです。
これで全てを受けきるのは無理なので、結局定期的に水拭きすることにはなりますが・・・
⑮目玉クリップ 重要度:A
部品を接着した時の圧着に使ったり、塗装の時に部品を保持したりと活躍の場は結構あります。
100均で手に入る物なので、10個くらいあると「持っててよかった~」と思うはずです。
写真のように掴むところをマスキングテープで保護してあげると、パーツに傷が付きにくくなります。
⑯ラバーマット 重要度:S
デザインナイフ等の使用でつく傷から机を守ってくれます。
プラモデルコーナーにある物は小さい物で1500円、大きいもので3000円と意外と高価格ですが、100均でも買えるのでそちらで十分だと思います。
細かいことを言えばもっとたくさん工具はありますが、これくらいあれば塗装までの作業はできると思います。
次回から実際に製作のポイントについての記事を書いていきます。
では。
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