週末ということで朝から晩までひたすらパーツのヤスリ掛けをしてました。
感覚的には半分くらい終わったかな~という感じです。
頭部の表面処理をしているときに小技を使う場面があったので紹介します。
とさかの部分のモールドが薄くなってしまっています。
こうなってしまうのは金型の性質的にも形状的にも仕方がない部分ではあります。
ただ、このまま塗装してスミ入れをしようとすると上手くいかないので、
このモールドを深くしておきます。
このように直線のモールドを引くときは、前回使ったあの道具が役に立ちます。
このノコギリが実は直線を引くときに限っては専用の工具を上回る性能を発揮します。
しっかりついている溝に刃を入れて、そのまま前に押し出すだけ。
これくらいの短い距離なら慣れればガイドテープ無しでモールドを引けます。
完成状態
拡大して撮影したせいで若干画質悪いですが、綺麗な直線のモールドがくっきりと入りました。
この方法はモールドを引いてる途中で材質が変わる場合も有効で、失敗した部分を瞬間接着剤で一度埋めてから復活させる時はこの方法が一番やりやすいと思います。
あとは普通の作業ですね。
ヘルメットの部分はモールドを深くして
マスクは凹みの部分に塗料が流れやすくなるように溝を掘りました。
あとは、せっかくまとまった時間が取れるので、気分転換にバーニアの塗分けをしました。
その方法について軽く紹介します。
その前に、パーツのディティールUPを少ししておきます。
中心は本来ノズルで穴が開いている部分なので、貫通できる所は貫通させて、貫通させられない所は影が出来るくらいの深さにしておきます。
通常、バーニアは下向きに付いているので、覗き込まない限り見えないからあまり意味が無いといえば無いのですが、そこは気持ちの問題です。
表面処理が終わったら塗装に入ります。
メタリック系の塗装をするときは私はだいたいいつも下地は黒にします。
メタリック系は下地の色で仕上がりが結構変わるので、白にしたりグレーにしたり、自分が好きな色合いになる下地を色々試してみてください。
次に、内部を塗っていきます。今回は、
タミヤのピュアーメタリックレッドで内部を塗装しました。
どうやらこの塗料はソリッドカラーでなくクリアータイプらしく、隠ぺい力は皆無なので下地の黒をもろに拾ってしまい失敗しました。
クリアー系の塗料の場合は下地はシルバーにするのがいいと思います。
内部を塗った状態
結構赤く見えているのは太陽光のおかげです。
下向きにすると赤黒い感じになります。
バーニアの内部を塗装する時は塗料が筒の中に入りにくい関係で厚塗りになりがちなので、1時間くらい乾燥させた方がいいです。
乾燥時間が短い場合、見た目は乾いているようでもマスキングテープを貼る時に塗膜が剥がれたり、指紋が付いたりしてしまいます。
乾いたらマスキングテープを内側に貼っていきます。
写真はテープを分割し過ぎました。分割数は少ないほど隙間ができないので、仕上がりが綺麗になる確率が高いです。
なんだか、造花を作っているみたいですね。
これを全てのバーニアにやっていきます。
ちょっとしたお花畑が出来上がりました。
はっきり言ってめんどくさいです。
乾いたら好きな色に塗ります。
いつもと違う色にしたくて「タミヤカラーLP-61 メタリックグレイ 」を塗ってみたのですが、よく見たらつや消しでした。
本当はギラッギラのダークシルバーみたいな色にしたかったのですが、今回は何もかも失敗しましたw
ギラッギラの金属みたいにする場合は
タミヤカラー ラッカー塗料 LP-48 スパークリングシルバー
か
ガイアカラー121 スターブライトシルバー
がおススメです。
メッキとは違いますけど、かなりの輝きを放ってくれます。
全ての作業が完了
赤黒いし輝きもない・・・
塗り直したいくらいですが、ここまでしっかり塗装してしまうとやり直すのは中々大変な作業です。
奥まって目立たない部分ですし、単色の赤よりはメカ感あるのでこれで良しとします。
来週末あたりから少しずつ塗装に入れたらと思います。
では。
————’21/11/17追記————-
バーニアはあれで良しと思うことにしたはずですが、やっぱり気に入らなくて塗装し直しました。
塗装を一度剥がすために溶剤にがっつり漬けたせいで若干パーツ傷みましたが、塗装すればほとんどわからないのでまぁオッケーです。
バーニアの中は鮮やかな赤に、外側はギラッギラになってこれで思い残すことはありません。
今回外側は「ガイアカラー スターブライトアイアン」で塗装しました。
ガイアカラーの「スターブライト〇〇」シリーズの輝きは本当に素晴らしいですね‼
メタリック系の塗料の中では一番信頼しています。
製作中のキット