では、前回の白パーツのマスキングの続きから。
濃いめのグレーのパーツはGSIクレオス Mr.カラー 明灰白色1 (三菱系) 半光沢でいきます。
ただ塗り終わった写真を貼り付けていくだけではあれなので、マスキングをした時の塗装方法で自分が気を付けていることを紹介しておきます。
例えば画像のようなリフレクタの外装パーツの場合。
画面手前から吹き付けた方が個人的にはミスが減らせると思っています。
画像白矢印の所を断面で仕組みを表現するとこんな感じ。
もしマスキングテープの端末が浮いていた場合、青矢印の方向から塗料を吹き付けると隙間に入り込んでくると思いますけど、赤矢印の方向からならワンチャン人間の目ではわからない程度の吹き込みに収まる可能性があります。
それ以外にも、塗料を吹きすぎてしまった場合は青矢印の方向からではマスキングテープの厚みに塗料がぶつかって溜まってしまい剥がした時に段差になりやすいですが、赤矢印からだと空気はそのまま流れていくので段差になりにくいというメリットもあります。
どちらかと言えば後者のメリットの方がデカいかもしれません。
濃いグレーの塗装が終わったらしばらく乾燥させて、薄いグレーの塗装に入っていきます。
ラッカー系なら上手に塗れていれば塗装直後でもマスキングテープは剥がせるかもしれないですけど、生乾きだとテープと一緒に塗装が持っていかれて境界が汚くなるので1時間くらい別のことをして待つのがいいです。
薄いグレーはGSIクレオス Mr.カラー 飛行機模型用カラー ライトグレーFS36495 半光沢にしました。
とりあえずマスキング
線の構成が直線だけなんで難しいことはないですね。
でもやっぱめんどくさいです。
吹いたらテープを剥がしていきます。
上手くいってないとやり直しがしんどいのでこの瞬間は受験の合格発表くらいドキドキしますね(嘘)
ノーミスかと思われましたが、1個ミスってました。
このリフレクタの外装パーツの赤丸部分を拡大すると…
わずかにテープがはみ出していたようで、塗れていない所がありました。
「えっ?たったこれだけなのに直すの?」と思うかもしれません。
このまま完成させた場合、後で手を抜いたことを絶対に後悔すると思います。
ここまでの作業時間を思えば、リカバリーに費やす時間なんてあってないようなものです。
後の憂いを断つためにもこだわりポイントは妥協せずにいきます。
大げさに言いましたが、塗料がはみ出すよりリカバリーは全然楽勝なので上画像のように必要な所以外をマスキングして軽く塗料を吹いてあげればOKです。
このときたくさん吹き付けてしまうと、冒頭の説明のようにテープの所で段差になってしまうので少しずつ塗料を吹き付けていきます。
唯一2色のグレーを使っているフロントスカートも上手いこと塗れていました。
大きなミスなくいけて良かったです。
マスキングは面倒ですけど、剥がして上手くいっていたときの気持ち良さは半端ないですね!
次回はフレーム塗装と発光表現について書いていきます。