最近表面処理用に新アイテムを購入してしまいました。
その名も「シモムラアレック シャイン ブレード W16」
お値段は3000円超えとインパクトありますが、私の中での金属ヤスリの概念を一変してくれる凄いアイテムでした。
まず、ありがたいのがA面、B面で切削と仕上げの2Way仕様になっている点。
道具を持ち替えずに作業を終えることができます。
1つで2役なので、価格も半分と考えることもできます。
特に凄いのが謳い文句の通り、本当に目詰まりがほぼないところ。
元々持っていた金属ヤスリとブラシで払った時にどれくらい目詰まりが解消するのか比較してみました。
まずは通常の金属ヤスリ
写真だと結構綺麗になったように見えますが、ヤスリの目の奥の方はかなりまだ削りカスが残っていてもうこれ以上は除去できない感じです。
こちらがシャインブレード
まだ新しいというのもあるかもしれませんが、開封直後のような輝きに戻りました。
削りカスが詰まっているというよりは付着しているだけという感覚なので、使ってる間に勝手に落ちます。
作業中はたぶんブラシで目詰まりを解消する必要がないです。
そして、材質がステンレスということで金属の工具なのに水洗いができて錆びにくい‼
早速なので、前回合わせ目消しで接着したビームライフルのエネルギーパックの表面処理をしてみました。
③荒目(#400相当)で平坦に
この時点でもまぁまぁ綺麗ですが、ヤスリの刃で傷が付いているのがわかります。
④細目(#1000相当)で傷を消す
多少まだヤスリの跡は残ってますが、もうかなり綺麗です。
⑤ペーパーヤスリ(#800~#1000)で仕上げ
綺麗に処理できました。
ペーパーヤスリだけでは削る回数が多くて綺麗にパーツのエッジを残すのは難しいですが、細かい傷を消す程度にしか擦らないのではっきりエッジが残っているのがわかります。
ついでにグリップ部分と後端の突起も処理しました。
グリップ部
真ん中に白っぽい線が見えてますが、これは樹脂の密度の問題で周りよりも色が薄くなっているだけでちゃんと合わせ目は消えています。
後端の突起
Φ1㎜の穴を開けておきます。
ここに同じ径のプラ棒を挿して軸にすれば本体に挿す時の位置決めにもなりますし、ただ接着するより強度も数段増します。
使用感はかなりいいです。
同じ番手でも金属と紙とでは切削スピードと耐久性が段違いですね‼
力を入れて削ると引っ掛かり感が強くなって扱いにくくなってしまいますが、ヤスリの自重で削ってやるイメージで作業すると滑りも良く、深い傷がつきにくくてきれいな仕上がりになると思います。
ガンプラ製作の7割以上は表面処理の時間なので、そこを短縮できることはかなりの効率化につながると思いました。
以前の工具紹介で重要度をAランクにしてましたが、これはSですね。
興味があったら是非購入を検討してみてください。
これは・・・いい物です‼
特筆すべきところはないですが、しばらく表面処理の内容がつづくかもしれません。
では。
製作中のキット