今回で完成です。
正直、塗装に関しては私自身特別なことはほとんどしないので、あっさりいきます。
まず、細かい所からいきます。
色の差が分かりにくいですが、
軸の部分:タミヤ ラッカー塗料 LP-63 チタンシルバー
基部:タミヤ ラッカー塗料 LP-62 チタンゴールド
どちらも落ち着いたとても上品な色なので、お気に入りの金属色です。
②バーニア
外側はチタンシルバー、内部をチタンゴールドで塗分けました。
色の違いがあまりわからないので、はっきり言って塗分けた意味はなかったです。
どうせやるなら赤とか黄色とかはっきりした色にすれば良かったと思います。
③ハンドパーツ
爆熱ゴッドフィンガーの手はクリアパーツでこれが付くだけで本当におもちゃのようになってしまうので、あまり得意じゃないですが、
赤→オレンジ→黄色
とグラデーションにして熱量を表現したつもりです。
④アンテナ等黄色のパーツ
劇中のイメージが黄色ではなく金色だったので、
ガイアノーツ ガイアカラー スターブライトゴールド
で塗装しました。
このケース初めて見たのですが、アンテナのパーツが額のセンサーのガラス面を兼ねてるので、塗り分けを忘れないようにしてください。(画像の赤矢印)
ちなみに、緑の部分はMr.メタリックカラー GX205 GXメタルグリーンを使用しています。
⑤フレーム等
関節等のフレームはガイアノーツ モデラーズプロデュース NAZCAシリーズ メカサフ へヴィを使っています。
サーフェイサーと塗装を一回で行えるので、クリアランスが命のフレームにはうってつけのアイテムです。
でも、やっぱり剥がれるものは剥がれます。
あと、フレームを塗装する際には挿し込みの軸はマスキングテープで保護することをお勧めします。
塗料にも厚さがあるので、軸にたくさん塗料が付くと思っている以上に太くなります。
すると相手の部品にはまらなかったり、入ったはいいけど相手部品が耐えられずに割れたりします。
なので、下の写真のように特に稼働軸は守ってあげてください。
⑥通常ハンドパーツ
形状はすごく好きなんですが、なぜかこの部品はゴムで出来ています。
ゴムに塗料が定着するかどうかわからなかったので、一応プライマー処理をしました。
使用製品:ガイアノーツ 高性能万能プライマー ガイアマルチプライマー
これを塗装の前に塗布しておくと、全く塗装が出来ないポリキャップにもちゃんと塗料が定着してくれるという優れものです。
特に希釈せずに原液で使う物らしいんですけど、原液だと濃くて表面がザラザラになってしまって綺麗な塗膜にするのが難しいので、1:1~1.5くらいの希釈で使用した方が個人的には事故が少なくていいです。
ベース色は先ほど紹介した「メカサフ ヘビィ」で
黒の部分はタミヤカラー エナメル XF-1 フラットブラックで筆塗りをしています。
通常、塗料には溶剤が含まれている為、重ね塗りをすると下地の色が溶けて混ざってしまうのですが、塗料の強さの関係を上手く利用すれば下地を侵さずに色を重ねることができます。
この辺の塗料のヒエラルキーについても別の機会でお話したいですね。
⑦外部装甲等の白の部分
必要ないといえばないかもしれませんが、私は白のパーツを塗装する際にはほぼ必ずグレーのサーフェイサーを吹きます。
使用塗料:Mr.プライマーサーフェイサー (ビンタイプ) 1000
理由は主に2つあります。
・ヤスリ掛けでついた傷を埋めたい
・白の上に白を塗っても塗れているかよくわからない
私自身に塗装のスキルがあまりないので、同じ色を塗るとき塗れているか分からなくてたくさん噴いてしまい、気づいたらめちゃめちゃ厚塗りになってしまってるんですよね・・・
あとは陰になっている所が塗れてないのを見落としていたり・・・
とても目のいい人は材料と同じ色で塗装するならサーフェイサーはいらないかもしれません。
その方が動かして多少塗装が剥がれても目立たないというメリットがあるからです。
ちなみに、ガンダムの白を塗装するときは、ほぼ全部この塗料でいいと思います。
ガンダムカラー UG01 MSホワイト
リンク貼りましたが、珍しくもないし定価200円もしない物なのでお近くの模型店やヨドバシカメラのような模型を扱っているお店で買ってください。
⑧胴体やプロテクターの青の部分
青、赤、黄のような明るい色を塗るときは白いサーフェイサーを使うと綺麗に発色します。
凄くこだわる人は色々な色の下地を使いますが、基本的には白にしておけばOKです。
使用塗料:Mr.ベースホワイト1000
その上からMr.カラー C110 キャラクターブルーを塗っています。
⑨肩やつま先の赤い部分
青と同様に一度白にしてからGSIクレオス Mr.カラーC68モンザレッドを塗装しています。
これはこのままで設定色通りです。
⑩プロテクタやショルダーアーマー、フロント・リアスカートの裏
昔のキットということで、裏打ち材がありません。
アーマーの裏って影になっているイメージですが、スケールの小さいプラモデルでは光が入ってしまってちゃんと影で黒く見えないことがあります。
なので、覗き込んだら見えるパーツの裏側は濃いめのグレーにしておくと何となくクオリティが上がります。
使用塗料:タミヤカラー エナメル XF-63 ジャーマングレイ
ここで、筆塗りではみ出した時にどうリカバリーするかを簡単に説明します。
基本的にエナメル塗料を使うときは拭き取ること前提で使う事が多いので、はみ出しは気にせず必要な所にしっかり塗ります。
すると、下の画像のようにやっぱりはみ出します。
でも大丈夫です。エナメル溶剤を含ませた綿棒ではみ出した塗料を拭き取ると・・・
下地の色は落とさずに綺麗に拭き取ることができます。
間違ってもラッカー溶剤を含ませた綿棒で拭かないでください。
塗装が全て剥がれてこれまでの努力が無駄になります!
ラッカー溶剤は最強格です。
⑪仕上げ(トップコート)
目的はパーツ間のツヤのレベルを整えたり、紫外線から塗料の色を守ったりしてくれます。
色々種類はありますが、最近私はこれがお気に入りです。
超マットな感じがいい人にはイマイチかもしれませんが、しっとりとした上品なつや消しになります。
溶剤との希釈率は1:1でいいと思います。
あと、塗るときには表面が濡れてしっかりとテカテカになるくらい噴き付けてください。
そうすると、1度塗装した部分をやや溶かして乾燥していく中で均一なツヤに整えてくれます。
塗った後にすぐ表面が乾いてしまう程度の噴き付け方だとつや消し材の粒子の粗さだけが目立ったザラついた塗装面になってしまいます。(それがいいという考えもアリだとは思いますが、コントロールが難しいと思います。)
ここまで駆け足で来てしまいましたが、ついに完成です。
まずはビフォーアフター。
左は素組です。プラスチックの成形色と塗装した色とでは鮮やかさが違いますね!
それとちょっと上質な感じがします。
そして、ゴッドガンダムと言えばこれでしょう。
爆熱ゴッドフィンガーからの
「ヒーーーートっ、エンド‼」
youtubeで見た100均で揃うアイテムで作る簡易ブースで撮影しました。
思ったよりもそれっぽく撮影できるので是非作ってみてください。
使用後はバラして片づけることもできます。
MGゴッドガンダムは冒頭でも申し上げた通り頭部の塗分けや合わせ目けしが必要な所があってちょっと大変な部分もありますが、パーツ数が少ない上にカッコいい良いキットだと思います。
ver.2.0が出るならそれも楽しみではありますが、これはこれで満足です。
次は何を作ろうかな?
では。
製作中のキット